母の嘆き 第11回キッズBEEトライアル
昨日、第11回キッズBEEトライアルに参加してきた。
問題用紙に書き込みがいっぱい残っている。
息子くん、試行錯誤して一生懸命考えたのかい? と、思っていた。
自己採点できるように、解答用紙に書いた答えを、問題用紙のほうにも書き残しておくんやで、という言いつけも守っていた。そこは去年より成長した。
去年、2年生で参加した時みたいに、「できた~簡単やった~時間あまった~」とヘラヘラ笑いながら走って出てこなかった。
神妙な面持ちで、「最後の問題難しかった。暗証番号の問題とかあった。難しかった。」とうなだれて出てきた。
全体的に難しかったと言う。
そうか、難しさが分かるようになったか、成長したな。
60分よく頑張ったね。お疲れ様。
と、ファミチキを買ってあげた。
しっかーし!
某塾の解答速報で自己採点して、母のイラ立ちがおさまらない。
もんだい5
まわりの長さを求める問題。これを落とすか????
難易度低いで、この問題は。
こういう問題、今まで何回も何回もやっただろう?
〇と△で解けるだろ?
これ落とすかっ???
もんだい7も、考え方はあってたんちゃうの?
出てる所とへこんでる所の数を数えたんだろ?
なに?数え間違えた???
もう一回コグトレやり直すかっ。
数える時は、指でにーしーろーはーじゃなくて、鉛筆の先をあてて1,2,3,4、って1こずつ数えやって、何回も言っただろっ。
もんだい8も1つ間違ってるし。
部分点をもらえなかったらもう終わりだな。
問題用紙にいろいろ書き込みが残ってるのは、何か書いてないとママに怒られるからか?
ごちゃごちゃ適当に書いておいただけか?
もんだい6(暗証番号の問題)ができてるから、そこは褒めてあげないといけないんだけど。
もんだい5を落としたことが許せない。
怒ったらいけないんだけど、分かってるんだけど、悔しい、情けない。
ファミチキ返せー!
こんなんじゃ、ファイナル進出どころじゃないな。
というか息子くん、そんなに賢くないんだな、実は。
なんとなく分かってたけど。
去年2年生で参加した第10回キッズBEEトライアルはあと5点だったから、今年はいけるんじゃないかと思ってた母がバカだった。
算数オリンピックのために、1年生の秋からずっと一緒に思考力算数をがんばってきたつもりだったけど。
頑張ってたのは母だけだったね。
息子くんは興味なかったのかもしれないな。
息子くんのレベルを超えていて難しすぎてわけわからんまま適当に終わらせてたんだろうな。本当はキッズBEE対策なんてイヤだったんだろうな。イヤって言えなかったんだろうな。やる気なんかでないよな。
息子くんの能力を勝手に高く見積もって、勝手に期待していた。恥ずかしい。
関西男子最難関中学の算数はとても難しい。超絶難しい。
解法の暗記やパターン演習なんかで太刀打ちできない。
最難関算数対策をやりまくり、過去問演習をしまくればできるようになるというものでもないだろう。
毎年、その斜め上をいく問題が出題される。
結局、算数脳を鍛えるしかないじゃないか。
論理的思考力を鍛え、初見で試行錯誤して解答を導き出していく力をつけたかった。
だから算数オリンピック対策に力を入れてきたんだよ、息子くん。
りんご塾のような算数オリンピック専門の塾や、算数塾に入れてあげたかったけど、高くてね。
母にはそんな経済力がないんだよ。
個別指導を受けたり、家庭教師を雇うこともできない。
中学受験をする家庭の中では最底辺なんだよ、うちは。
底辺母子家庭の母は、母一人でなんとかしようと必死だったんだよ。
愚かな母と笑ってくれ。
母には息子くんの能力を伸ばしてあげることはできない。
ごめん。
読んで下さってありがとうございました。