王侯将相いずくんぞ種あらんや 2023中学受験

父なし、きょうだいなし、お金なし。ADHDの一人息子くん(小4)が難関中学を目指す学習と生活の記録。

男子最難関N中学入試説明会

先月のお話。

2018年10月某日

おそれ多くも、関西男子最難関N中学校の入試説明会に、小2の息子を連れて行ってきた。

誰にも言っていない、言えない。匿名ブログありがたや。

今も昔も変わらない、男子最難関。男子憧れのN中。

私たちなんかが足を踏み入れていい所ではないだろう。

だが、N中のホームページには、入試説明会に「天才・神童・ギフテッドでないと来てはいけない」とか「偏差値75ぐらいないと来てはいけない」とか「家柄の良い家庭のご子息しか来てはいけない」とか、「裕福な家庭の子しか来てはいけない」とか「片親の子は来てはいけない」とか「母子家庭の子は来てはいけない」とか「貧乏人は来てはいけない」とかそんなことは書かれていなかった。

予約も不要、その日時に行けばそれでいいのね。

一度、N中とはどんな所なのか見てみたかった。N中の空気を吸ってみたかった。

 

最難関を夢見るのは、低学年親あるあるだ。

子どもの伸びしろが分からない低学年のうちだけだ。最難関を夢見ていられるのは。それも分かっている。

高学年になれば、塾でのクラス、偏差値から、現実が見えてくるだろう。最難関なんて、ましてやN中なんて、恥ずかしくて言えなくなるだろう。

受験の厳しさは良く分かっている。

特にN中は東大に入るより難しいと思う。

よっしゃ、今のうちだ。最難関を夢見ていられる低学年のうちに、思い切って行って見てこようと思った。

緊張する必要などないのに、前の日から緊張してソワソワしてワクワクした。

 

一緒に来ていたお子様達は、そりゃあもう、賢そうなお子様ばかりだった。

保護者は、お金持ちそうな奥様、立派なお仕事をしてそうなお父様ばかり。一緒に連れてこられた妹ちゃんらしき子たちもみな、賢そうだ。ちんと座って黙って本を読んでいる。

うちの子ときたら、資料と一緒に頂いたN中せんべいをさっそく食べている。

ちょっとは空気よめよ!今ここでN中せんべい食べてる子なんていないだろ!

心の中で嘆く。

黙ってじっと座っていられるだけまだマシだけどね。

 

N中の教頭先生のお話はとても面白かった。

先生同士、仲が良さそうな雰囲気だった。

生徒たちも皆、仲が良いという。

制服も校則もない。生徒の自主性にまかせる自由な校風。

母自身の出身高校も自由で、制服も校則もない学校だったのだが、似たような校風で懐かしくかんじた。

 

詳細をブログに書く時間がないのだが、本当に素晴らしい学校だった。

あああ・・・楽しそうだなあ・・・こんな学校に息子が行けたらいいなあ・・・。

説明会から1か月以上たった今でも、思い出すとうっとりする。

息子はわけもわからず、「ゆうくん、N中行って、N高にいきたい!」と言っている。

今だけの夢だ。

いいじゃないか、夢ぐらい見たって。

夢ぐらい見させて・・・。

 

 

 数日後、息子の病院受診時、診察室で息子が主治医の先生の前に、おもむろにリュックから石ころを取り出して置いた。発達障害児で石ころ好きはけっこういるみたいだ。

母:「何これ?どうしたん?」

ゆう君:「この前、Nでひろった。」

母:「えええええ???N中で?拾ってきたん?いつのまに??」「学校の中で?川で?」

ゆう君:「N中。学校の中。」

主治医:「おー賢くなる石や~!」

母:「ひえーーー」

 

それがこの石ころ↓ N中の石。

ケースに入れたらちょっとした展示物のよう。

学習机に大切に飾っている、いや、奉っている。

石ころ様を神格化して喜んでいるバカ親子。

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